喫煙シーンにTV局が抵抗するか視聴者から文句が上がるか

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 物語の舞台は海辺の高台にある「やすらぎの郷」という名の老人ホーム。住人たちは、かつて一世を風靡した芸能人や作り手であり、テレビに貢献してきたという共通点を持っている。しかも演じるのは倉本の呼びかけに応じた浅丘ルリ子(77)、加賀まりこ(74)、八千草薫(87)といった本物の大女優たち。ノスタルジーに満ちた“虚実皮膜”の人間模様が第一の見どころだった。

碓井 「やすらぎの郷」には、倉本先生がこれは言っておかないといけないぞ、と思っていることが物語の中に織り込まれていました。介護問題からテレビ局の視聴率至上主義、さらに禁煙ファシズムともいうべき風潮にまで及んでおり、それらがスリリングにして痛快でしたね。僕も含め、視聴者の気持ちはつかんだと思います。

倉本 そうですね。変な言い方をすると、この年になると怖いものがあまりなくなるし、やらないならやらなくてもいいよっていう開き直りがありますから。

碓井 なかでもびっくりしたのは「テレビをダメにしたのはそもそもテレビ局じゃないか」と、“本丸”に攻め込むようなことを第1回で主人公に言わせたこと。主人公は倉本先生自身を思わせるベテラン脚本家の菊村栄(石坂浩二=76)であり、一種の先生の宣言だと感じました。

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