女遊びが肥やしにならず 桂文枝“愛人醜聞”で汚れゆく晩節

公開日: 更新日:

「つまるところ、まったく懲りていなかった」(演芸関係者)ともっぱらだ。桂文枝(74)が昨年末に不倫疑惑を報じられた日本舞踊のセンセイと公私混同の付き合いを続け、上方落語協会会長として選考に関わった演芸場の名称の一般公募に関与させたとされる騒動――。文枝は「喜楽館」とする案を伝え、この女性に応募させた揚げ句、それをプッシュし採用させていたというのである。

 文枝と名称決定を行った「新開地まちづくりNPO」の高四代理事長(70)が「公募のルールに直接違反しないが、モラル的な問題はあると思う」とするなど、批判が相次いでいるが、当人は会見はおろかコメントも出していない。「女遊びは芸の肥やし」「浮気は男の甲斐性」と、やり放題やってきた世代だけに、今回の騒動で罪悪感を持っているかすら疑わしいのだ。しかも、明るみに出た文枝の不倫は演歌歌手の紫艶に続いて2度目。日舞のセンセイとも別れ話でトラブルになり、今回の命名騒動が発覚するというお粗末である。

 芸の肥やしとは、もともと芸人、これはお笑いタレントではなく歌舞伎や落語など芸事に携わる者たちの用語。女形を演じたり、女心を表現するうえで芸者からしぐさや表情を学んだりしていたとされる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった