アンミカのマネジャーに芸人も 芸能界“窃盗事件頻発”の裏

公開日: 更新日:

「いまはどこの事務所も慢性的な人手不足。若くて車の免許を持っていれば即採用でしょう。ただ昼も夜も関係ないブラックな業界ですから定着率が悪い。しかも、大手プロといわれるところでも、30歳くらいなら給料は年齢と同じなら御の字というレベル。窃盗には至らなくても、関係者用のグッズをネットオークションに出品したり、チケットの転売などで小遣い稼ぎをしている者は少なくありません」

■一度売れるとプライドが邪魔でバイトもできず

 芸能プロデューサーの野島茂朗氏は「芸能界一般の話」と前置きしてこう言う。

「当たり前ですが、芸能人できらびやかな暮らしをしているのはほんの一握りの売れっ子だけ。食うや食わずで、飲食店などのバイトとどっちが本業か分からないタレントは少なくありません。とりわけ芸人は貧富の差が大きく、下になると本当に大変です。

 悲惨なのが、そこそこテレビに出たことがあり、ごく一部にでも顔が知られていた芸能人。イベントやら地方での広告に呼ばれれば1回数万円から数十万円のギャラが入ります。入れ替わりの激しい世界ですから、飽きられるのも早いのですが、これが成功体験となり、妙にプライドばかり高くなって、一晩働いて1万円というような売れるまでやっていたアルバイトでもやらなくなったりする。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」