著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

やっつけ対応で謝罪 桂文枝の不倫騒動の笑えない見苦しさ

公開日: 更新日:

 不倫相手から告発されていた上方落語協会会長の桂文枝(74)がようやく公の場で謝罪した。当然、釈明があると思われたが、「お騒がせして申し訳ありません」だけだった。「さんざん待たせておいて、それだけか!」とツッコミも入れたくなるが、「マスコミがうるさいから、とりあえず謝罪しておこう」。そんな“やっつけ”対応という見方もされてしまう。

 2年前の演歌歌手との不倫に続き、昨年末、「週刊新潮」で発覚した56歳の日舞の先生との不倫は例を見ない内容だった。LINEや電話による大胆な下ネタのやりとりは驚きを通り越し、笑えるほどだった。異例は続く。近年の週刊誌の不倫報道はテレビなどで拡散していくが、所属する吉本の暗黙の圧力か、他のメディアの後追い報道は皆無。

 文枝も沈黙だったが、「新潮」には誌面で反論。説得力に欠ける苦しい弁明だったが、「他のメディアに広がらないことで新潮の報道内だけで終わらせる」という手法で一件落着を図ったのだろうが、甘くはなかった。

 くだんの先生が別の週刊誌で神戸に開場予定の演芸館の名称を巡る文枝の不正疑惑を告発した。社会問題に発展しかねない事案だが、「不正が事実となれば、相撲界並みの騒ぎになる。穏便に済ます方向」という。事実は闇となり、今回の謝罪につながったかもしれないが、文枝のスキャンダルは消えない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発