赤字覚悟で海外挑戦 桂小春団治“日本語で上方落語”の労苦

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 洋画なら字幕を読みながらでも笑ったり泣いたり楽しめるやないですか。それなら落語も日本語でやって、字幕を付けた方が伝えられるんやないかと思ったんです。

 もちろん行くにはお金がかかります。渡航費やホールの借り賃、2週間近くの宿泊費、食費、生活費――。本物の上方落語を見ていただきたかったので、三味線や太鼓の方、字幕のオペレーターも連れて行く必要がありました。

 ノーギャラで協力してもらえましたけど、それでも全部で250万円ほどいります。チャリティー寄席をやったり、ディナークルーズをやったりして資金を捻出し、大阪市や大和日英基金から助成金を出していただいたりもしました。フェスティバルについて教えてくれたイギリス人やボランティアのスタッフが、字幕付けや段取り、交渉とかをしてくれてずいぶん助けてもらいましたね。

■宣伝費がないからチラシは手作り

 そんな状態ですから旅行もぜいたくできません。学生時代のような貧乏旅行です。ロンドンからエディンバラまで飛行機で行けば1時間のところを、列車で4時間近くかけて移動して節約。宿泊は、ホテルは高いから学生用のウイークリーマンションのようなアパートを借りて10日間ほど共同生活。

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