カッコ悪いのにカッコいい「落語」と「芝居」の二刀流

公開日: 更新日:

 私は以前、喬太郎の白髪についてこんな文章を書いたことがある。

「白と黒、半々ずつの髪は喬太郎の象徴だ。古典と新作、若さと老成、落語の間と芝居の間、それらを共有することによって芸域が広がる」

 それに落語と芝居の二刀流が加わり、昨年は「スプリング、ハズ、カム」という映画に主演した。

「芸人とは全く関係ない普通のおじさんの役でした。映画でくさい芝居をしたら浮いちゃうかなと思って抑えて演技したら、監督さんに言われたんです。『120%の芝居をしてください。スクリーンを通すとちょうどよくなります』と。なるほどな、と納得しました」

 NHKのドラマ「坂の上の雲」にも出演した。

「警察署長の役でちょっとだけの出番でした。明治時代の署長らしい芝居をしようとリハーサルに臨んだら、ディレクターが僕の新作落語のファンだったみたいで、『すみれ荘二○一号』に出てくる市会議員の感じでやって下さいと言われて、その通りに演じたら一発オーケーです。落語の登場人物のキャラクターがドラマでも通じたのが驚きでしたね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(2)

  2. 2

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(1)

  3. 3

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  4. 4

    2026年は米価が値頃になるのか? 昨年末には最高値更新も業界には先安感漂う

  5. 5

    「日吉湯」は大満足のスーパー銭湯風銭湯 15台分の駐車場も完備

  1. 6

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(3)

  2. 7

    NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」への“期待と不安”…第1話を見た時代劇研究家が語る

  3. 8

    “脇役中の脇役”仲野太賀に秀吉を補佐する弟・秀長はまさにハマリ役 NHK大河「豊臣兄弟!」スタート

  4. 9

    青学大・原晋監督も警戒! 早大総長の「2億円の置き土産」は来年開花するか

  5. 10

    矢沢永吉と郷ひろみ…NHK紅白で浮き彫りになった“待遇格差”の現実 視聴率35%回復も問題山積