吉川圭三
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吉川圭三

1957年、東京都生まれ。82年に日本テレビに入局、「世界まる見え!テレビ特捜部」「恋のから騒ぎ」「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」などを手掛ける。現在、ドワンゴのエグゼクティブプロデューサーを務める。近著に「たけし、さんま、所の『すごい』仕事現場」(小学館)がある。

長嶋茂雄<後編>明石家さんまを紹介するも「君誰だっけ?」

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 そして明石家さんまさんがロサンゼルスで長嶋さんとスポーツの取材で一緒だったときの話。現地の知人を紹介してくれるのはいいのだが、「ご紹介しましょう。こちら、日本で有名なコメディアンの……アレ、君、誰だっけ?」と言われ、さすがのさんまさんも崩れ落ちそうになった。また、長嶋さんとさんまさんがアメフトの有名プロチームの試合を解説する際、観客席でウエーブが始まると「いいですね。この雰囲気。興奮しますね」と言いながら、観客と一緒にウエーブをし、「ほら、さんまちゃんも一緒に。楽しいよ!」と誘ったそうである。欧米のさまざまなスポーツの生中継を見ているさんまさんでさえ、1人ウエーブに酔いしれる解説者は見たことがなかったそうだ。

 その他、「長嶋伝説編」ではこんなことも検証した。

 監督時代、長嶋さん自身が“バント”のポーズを取ってサインを出し、相手チームに大バレ/選手時代、息子の一茂を球場に連れて行ったものの、三振続きで「家で素振りだ」と一茂を球場に忘れて帰ってきてしまった/試合終了後、長嶋さんの車のキーがないと1時間以上大騒ぎしていると「あ、ゴメン今日、車にガソリンが入っていなかったからハイヤー呼んでもらって来たわ」と周囲を脱力させた/内野での緩いゴロを決して投手に捕らせず長嶋さんは「どけー」と猛烈なスピードでさばく。堀内投手は「我々がさばいたほうが合理的だった」と言うが、「あれは内野手にとっての一番の見せ場。あれを投手に捕らせるわけにはいかない」と譲らなかった……などなど。番組内で本人真偽を問うと「本当。本当!」と証言するたびにたけしさんとさんまさんはズッコケ放しだった。

 まれに見る天才的野球選手でありサービス精神の塊。昭和の経済成長期、大活躍した長嶋茂雄さんは日本そのものを明るく照らしてくれた超偉人であったのである。

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