「誰も知らない」大人がセックスすれば子供が苦しんで死ぬ

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 本作の公開後、同じような事件が発生した。10年の「大阪2児餓死事件」では23歳の風俗嬢が恋人と遊興にふけり、幼な子2人を置き去りにして飢え死にさせた。その後もDV男が同棲相手の連れ子を虐待死させるような事件が頻発している。事実は小説よりも残虐だ。

 けい子のような、親になってはいけない連中がいま、犠牲者予備軍の子供を次々と産んでいる。まさに量産態勢。そこにあるのは大人が快楽を貪れば、罪のない子供が惨死するという図式だ。

 こうした育児放棄、虐待をテーマにした映画は少なくない。なかでも邦画「長い散歩」(06年)と米映画「ゴーン・ベイビー・ゴーン」(07年)は一見の価値ありだ。

(森田健司)

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