九蔵襲名に海老名香葉子が横やり…ケチが付くと縁起に障る

公開日: 更新日:

 好楽の3番弟子、好の助の九蔵襲名に林家正蔵の母親、海老名香葉子氏から横やりが入った。正蔵が反対したかのように報じたマスコミもあるが、正蔵は母親の代弁者にすぎない。

「若い人の祝い事になんでいちゃもんをつけるのかなあって思いながら、根岸の海老名家へ出向きました。おかみさん(香葉子氏)と3時間くらい話しましたか。ことを分けて説明してお願いしてもわかってもらえませんでした」

 林家九蔵を好楽の弟子が襲名することにどうして香葉子氏が反対したのか。演芸評論家として解説しておこう。

 多分、香葉子氏は、歌舞伎の団十郎の市川家が「市川宗家」であるように、海老名家が「林家宗家」と思い込んでいるのだろう。しかし、落語界は歌舞伎界と違う。同じ林家であっても、一門が違うのだから口をはさむ資格はない。

 一門の中で師匠と異なる亭号の者が存在する例は多い。好楽がいた林家彦六門下には春風亭柳朝、橘家文蔵がいた。立川談志門下には桂文字助がいたし、当代金原亭馬生門下には桂三木助がいる。それぞれの事情で、師匠とは違う亭号を名乗っている。落語界はアバウトなのである。従って、好楽が前名の林家九蔵を愛弟子に名乗らせたいという親心はくみ取ってやるべきであろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国会前デモ「ごっこ遊び」揶揄で炎上の高市チルドレン門寛子議員 被害者ヅラで取材依頼書さらし“火に油”

  2. 2

    TBS「テレビ×ミセス」のスマスマ化で旧ジャニ不要論が加速 “体を張るイケメン”の専売特許は過去のもの

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    「自転車1メートル規制」で渋滞発生 道路交通法改正とどう付き合うべきか

  5. 5

    迷走から一転…NHK朝ドラ「風、薫る」にヒットの予感が漂うワケ

  1. 6

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  2. 7

    中居正広氏の公式サイト継続で飛び交う「引退撤回説」 それでも復帰は絶望的と言われる根拠

  3. 8

    「得したつもりで毎月赤字」…ポイ活にハマる人ほど貧乏になる背景と損をしない使い方

  4. 9

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 10

    日ハム「にわか成り金」のトホホ 有原航平が防御率8.23で二軍落ち…「ドラフトと育成」は今や過去