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井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

炎上女優はトランプ支持者 “政敵をいじった”程度の認識か

公開日: 更新日:

 かつての人気女優が復刻作が当たってカムバックするも、人種差別的なツイートをしたことで、その日のうちに出演作の打ち切りが決定。彼女を切ったテレビ局には、65億円以上とされる同作による収入を放棄してまで毅然とした対応をしたと、全米から称賛が集まった。

 実は、ロザンヌ・バーは名うてのトランプ大統領支持者であり、ゆえに大統領時代からオバマ氏に対しては辛辣な物言いを続けてきていた。政治的野心もあるようで、実際にオバマ氏の対抗馬として出馬したこともあるほどだ。

 今回のツイートも、彼女からすれば通常営業であった可能性がある。ちょうど第1シーズンが終わったタイミング。そこでファンに向けて、コメディエンヌならではの毒舌を披露しつつ「政敵」をいじってやった程度の認識だったのではないだろうか。

 炎上が始まった段階では、「謝罪します」「私をかばわないで」と殊勝だったのが、打ち切りが判明するや、「たった一度のジョークで奪い去るっていうの?」と局に噛み付いてみせたことからも、少なくとも大したことではないと考えていたことが見て取れる。おそらくは炎上を前提に、第2シーズンへ向けたアテンションを得ようとした程度のことだったと推察される。

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