著者のコラム一覧
井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

狂言めいた言い訳に終始する“殺人鬼”の脳内を知りたい

公開日: 更新日:

 決行直前、バイト先のファストフード店で店長を殴りつけたという。他のアルバイターは「いつも普通に働いていた」としか言わない。それもそうだろう。彼のウラを知らないだけだ。たまたま店長が何か注意した時、たまたまムカついたか。いつもムカついて殴りかかってきてたら、店長はとっくに解雇しただろうし、この日に限って途中で職場放棄をした。いつからこの決行を計画していたのか。犯行日、斧や山仕事で使う大型山刀やハサミまで何本も既にリュックに詰めていて、家宅捜索したら何個かモデルガンまであった。いつから武器マニアだったのだろうか。

 新幹線の殺人者と同じように「死刑にして欲しかった」「生きてる価値がない」とか、「刑務所に入れば働かなくても生きられる」「ホームレスになりたい」と殺されずに捕まったら、デタラメ放題を吐きつけるつもりでいたのだろうか。狂言めいた言い訳に終始する奴らの脳内を知りたい。どんな明日をイメージして生きていたのか、しっかり解析してほしい。家族や格差社会が奴らを生んだとは思えない。誰か奴らの本質を解き明かしてくれ。この世に未練がなくなったのはいつか? 何歳で今日や明日を放棄したのか? 警官は腹などに三十数カ所の刺し傷。射殺された警備員は頬から後頭部に凶弾が貫通した。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    東大出身の小林政調会長は日本史を学ぶべき「2600年以上続く男系継承」は歴史なのか神話なのか…皇室典範改正で浮かんだ疑問

  2. 2

    松尾雄治さん(1)ゴルフ場で意識を失う…「気が付いたら病院のベッドでした」

  3. 3

    国民も気づき始めた皇室典範改正のおかしさ 「愛子天皇」潰しに抗議する市民デモが国会を取り囲む?

  4. 4

    麻生太郎が「皇室典範」改正を急ぐ理由は…“日本会議の30年の集い”に間に合わせたいから

  5. 5

    今も続く「皇室典範」は出来の悪い法律…男の側に不妊の原因を求める発想がなかった時代の産物だ

  1. 6

    不振続く和久田麻由子「news LOG」 M!LK曽野舜太の出演は「毒まんじゅう」か「良薬」か

  2. 7

    高市首相は今の天皇や上皇が嫌で嫌でならない 保守派のホンネは天皇制「崇拝」ではなく「衰退」

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    麻生副総裁への飛び火を防ぐため? 福岡県議会の議長ポスト金銭授受疑惑に自民党本部の後手

  5. 10

    新垣結衣は芸能界から引退するのか? 相次ぐCM降板と夫・星野源の紅白連続出場ストップの余波