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HIROKAダンサー

1984年、北海道生まれ。2006年、「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」のジャパンツアーでバックダンサーを務める。07年、「スーパーボール」のCMに出演。09年、MTVの「America’s Best Dance Crew」シーズン4で日本人女性として初優勝。その後、アメリカの2大テレビ「Ellen」「Oprah」、ディズニーチャンネルにゲスト出演のほか、ジャスティン・ビーバーら数々のミュージックビデオに出演。現在、アメリカと日本を拠点に、ダンスにとどまらず幅広く活躍。

日本人女性初 全米ナンバーワンに輝き賞金1000万円獲得

公開日: 更新日:

 全米投票でトップ8に選ばれると、毎週お題を出され、著作権許可が通った曲を使って振り付け、メンバーに渡し、ダンス練習の繰り返し。全米放映のリアリティーショーなので情報漏れを防ぐため外部接触は禁止。トイレも消灯も、セキュリティーに報告するという監禁生活が2カ月半も続きました。

 途中、メンバーが足の腓腹筋断裂、トランポリンで頭部を6針縫う大けがをしたりとトラブル続出。ところが、メンバーが欠けた時点で終了なので、負傷しても続けるしかなく、3回も敗者復活戦にさらされながら、極限状態で優勝したのでした。

 全米で勝ち抜くには、個性を出すには、どうしたらいいかを考え続け“女性としての強さ”“しなやかさ”を表現し、アジア人はみんな一緒としか思っていない外国人に、「日本らしさ」を表現することを考えました。

 当時は部屋を借りることができないほど生活もギリギリ。リビングルームを間借りし、空気を入れただけのエアベッドで寝ているほどでした。それが、いきなり賞金1000万円を獲得! さらに優勝した途端、フランス、カナダ、香港のテレビ局からオファーが入り、オバマ大統領マイケル・ジャクソン、トム・クルーズ、ビヨンセも出演した「Oprah」(日本で言えば「徹子の部屋」、出演すれば全米お墨付きのセレブといわれる)にゲスト出演してしまいました。こうしてアングラダンサーが一夜にして“アメリカンドリーム”を体験したのです。(つづく)

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