著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ジュリー氏&滝沢秀明で継承 ジャニーズ“分業制”の課題

公開日: 更新日:

 9月16日、沖縄で引退の日を迎えた安室奈美恵。同時期から活躍していた滝沢秀明(36)も年内での現役引退を発表した。安室の今後は「普通のおばさんになる」と言うだけで不透明だが、滝沢はプロデューサーとして後輩の育成に当たるという。

 ジャニーズ事務所の創始者・ジャニー喜多川社長(86)から滝沢へ育成についての打診があったというが、「やるからには本気で。片手間は失礼」と滝沢は掛け持ちせずに芸能活動から身を引き裏方に専念するという。ジャニー社長は「うれしくて涙がこぼれそうでした」と談話を出し、英才教育用の養成所をつくることも明言。まるでシナリオでもあったかのような流れだが、滝沢の男気ある決断に芸能界からも称賛する声が続出している。

 安室は自分で自分の道を切り開きトップシンガーまで上り詰めた。「やり尽くした」の言葉にファンも納得。「ありがとう」と感謝の言葉に変わった。一方、滝沢は類いまれな美少年が今後どう進化していくか楽しみにしていただけに、惜しむ声もある。志半ばにして方向転換した感もあるが、滝沢の方向転換の裏には事務所の台所事情も見え隠れする。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」