二田一比古
著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

檀れい&及川光博は強調…芸能人「円満離婚」の素朴な疑問

公開日: 更新日:

 年末になると決まって出てくるのが結婚、離婚の話題。特に離婚ともなれば「ゴタゴタは年内にケジメをつけて新しい年を迎えたい」という心理は芸能人ならずとも働く。本格的な師走を迎える前に離婚を発表したのは及川光博(49)と檀れい(47)の美男美女夫婦。型通りの文面による離婚報告だったが、「笑顔で出した結論です」と円満離婚を強調していた。

 離婚で円満を強調するのも型通りだが、当然のように「円満なら離婚することはない」と坂上忍も自身の番組で言っていたように、誰もが思う素朴な疑問。解釈を変えればいい。離婚の話し合いは円満だったが、離婚に至る過程は円満ではなかった。そのほうが納得できる。

 離婚は夫の不倫や別居など決定的な事実がない限り、真相を探るのは難しい。ましてや、及川・檀は共に家庭生活を自ら話すことなどなく、「仮面夫婦」と呼ばれていた。そもそも「夫婦だったんだ」と離婚した今になって認識するほど生活感はなかった。俳優は私生活を隠すことで神秘性を増し、人気を維持する効果がある。代表的な女優が吉永小百合だ。すでに結婚して長いが、いまだに夫婦生活の実態は伝わってこない。むしろ、知らないのが自然であり、「映画女優・吉永小百合」の金看板は輝きを維持している。及川夫妻もこの先もベールに包むことと思う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗