林海象監督 TVドラマ初メガホンで描く十津川警部の人物像

公開日: 更新日:

 ――手ごたえは?

「十津川警部はクールで真面目というイメージがあるように思いますけど、原作や旧作ではもっと感情的で、愛の発露とか怒りをあらわにしたりしているんですね。そういうところを端々に演出したつもりです。撮了して助監督と飲みに行ったら、現場で僕は『固定観念をやぶれ』と『写っていればいいんだよ』の2つしか言っていなかったって。十津川警部ファンの期待を裏切らないよう(同シリーズの)伝統的な撮り方は踏襲しつつ、ドローンを使ったり、映画での視点を取り入れたりして、結構面白い作品が撮れたと思います」

 林監督演出のドラマは「シリーズに新風を吹き込んだ」と評判も上々。オンエアは10日夜8時。中高年には、林監督の夢ある男の生き方も感じられそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?