「十津川警部 海の見える駅 愛ある伊予灘線」西村京太郎著

公開日: 更新日:

 定年後、一人暮らしをしていた小菅の父親・信一郎が遺体で見つかる。捜査1課の十津川によると、自室で見つかった遺体の死因は溺死で、数日間冷凍されていた痕跡があるという。小菅は、5年前に別居して以来、音信不通だった父が最近、プロ仕様の高級カメラを2台も購入して旅に出ていたことを知る。見つかった1台のカメラには北陸の写真が残されていた。

 しかし、数日後に父と四国で知り合ったという彩乃が訪ねてくる。彼女によると、父は四国の“愛ある伊予灘線の無人駅”下灘駅で夕日を撮るためにレンタカーで寝泊まりしていたという。進まぬ警察の捜査に苛立つ小菅は、彩乃に案内を頼んで四国に向かう。

 絶景の無人駅を舞台にしたトラベルミステリー。 (小学館 860円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が

  2. 2

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です

  3. 3

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  4. 4

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  5. 5

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  1. 6

    大食いはオワコン?テレ東番組トレンド入りも批判ズラリ 不満は「もったいない」だけじゃない

  2. 7

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  3. 8

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!