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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

“空気読む”時代に抗い…りゅうちぇるが素の自分さらす理由

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「自分の生きている人生、自分の個性、自分の色を、自分の中で制限をかけてしまうのは、今から生きていく世界の中では悲しいこと」(りゅうちぇる/日本テレビ「news zero」12月8日放送)

 2016年に「ぺこ」ことオクヒラテツコと結婚、18年には長男が誕生した、りゅうちぇる(23)。「ぺこ&りゅうちぇる」としてテレビでブレークすると、世間から「ビジネスカップル」と言われ、結婚したときも「ビジネス婚」だと疑われた。ようやく子供が生まれて「本当だった」と認められた一方で、「父親なんだから父親らしく黒髪にしなきゃ」などと言われてしまうという。

 そんなりゅうちぇるが語った言葉を今週は取り上げる。彼は「みんなが個性を持って、自分の色で生活できるような世の中になってほしい」と続けた。

 姉3人、兄1人の5人きょうだいの末っ子として生まれた彼は、小学校の頃はクラスの人気者だった。けれど、中学になり思春期になると、姉に溺愛されて育った故、女性的な趣味や口調が周囲から浮くようになり、自分を隠すようになっていった。

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