前田耕陽さん脚本の舞台が大成功 打ち上げで号泣したら…

公開日: 更新日:

 そして、大阪のアムホールで4日間の公演と東京でも新宿のホールで自作の大きな舞台をやると決まって。劇場で活躍してる役者さんを集めて下手な舞台はやれないし、自分はこの道で勝負すると決めたから、最初の1回目が大勝負。

■新喜劇ではなくホロリと泣ける

 新喜劇のようにズッコケる舞台ではなく、最後はホロリと泣けるコメディーを書きたかったし、その上で大阪のお客さんにウケる脚本を書かなきゃいけないから、かなり悩みましたね。タイトルは「パパがヒーロー?」。子供の学芸会に父親たちも出し物を演じなければならなくなったという設定。僕にも子供がいるので、子供と父親が活躍する芝居にしました。

 子育ての大変さを織り込み、ラスト15分は父親たちの歌とダンスのミュージカル調の出し物を見せる劇中劇。作・プロデュース・出演。主役ではなくて、5人出る父親の1人でした。

 舞台をプロデュースするとお金がかかると、つくづく分かりました(笑い)。3人のユニット芝居の頃から応援してくれた人たちが協賛の形で資金を出してくれてありがたかったけど、東京に行く時はキャストとスタッフの20人分の旅費とホテル代の資金をかき集めるのが大変で。おかげさまで、すべての日が満席で金銭的にはどうにかなりました。何より、お客さんの反応がすごく良くて! 人気が出たおかげで再演もやりました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束