著者のコラム一覧
小田桐誠立教大学・武蔵大学非常勤講師

1953年青森県生まれ。出版社勤務を経て79年から著述業に専念。著書に「ドキュメント生協」「消えたお妃候補たち」「PTA改造講座」「テレビのからくり」「NHKはなぜ金持ちなのか?」など。07年9月から15年3月までBPO「放送と青少年に関する委員会」委員を務める。

深まらない「日曜討論」NHK伊藤雅之アナの記者魂はどこへ

公開日: 更新日:

診断結果は…【不可】

 NHK「日曜討論」のMCは、ニュース番組のMCとは違う気苦労があって大変だと思う。

 例えば、各党政策責任者の討論会では「政府与党寄りの進行だ」「出演者の発言を垂れ流しているだけではないか」などと批判され、経済・労働問題がテーマでは「討論参加者が多すぎる」「顔ぶれが偏っている」などの不満の声が上がる。だが、子細に見ていくと当たらずといえども遠からず。

 1月はそれらが的外れではないと思わせる象徴的なシーンがあった。20日のテーマは「働き方改革」。論者は政府の経済財政諮問会議の議員に就任した竹森俊平慶大教授や、働き方改革関連法に批判的な中島敬方近畿大教授のほか、社会保障、企業の人事管理などの専門家7人。現在60歳定年、65歳まで再雇用で働くことが当たり前になりつつある中で社会保障との関連をどう位置づけるのか、各個人の選択肢に合った制度設計がどこまで可能なのかが重要な論点のはずだが、伊藤の進行はいかにも総花的で議論が広がるばかり。ぐっと絞り込む力技がないため、せっかく「働き方改革ではなく、働かせ方改革の視点が気になる」といった重要な論点が提示されても深まっていかない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  2. 2

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  3. 3

    和久田麻由子アナがフリー転身 NHK出身者に立ちはだかる“民放の壁”と参考にすべき「母校の先輩」

  4. 4

    フジとTBSは「朝8時戦争」“初打席”で空振り三振…テレ朝「羽鳥慎一モーニングショー」独走いよいよ決定的

  5. 5

    王林が地元事務所復帰でいよいよ夢に一直線? 虎視眈々と狙う「青森県知事」への現実味

  1. 6

    「練馬ショック」に自民党は呆然自失…高市首相で東京の首長選2連敗の大打撃

  2. 7

    フジ「月9」ドラマ初主演の北村匠海 映画では“共演者連続逮捕”のジンクスに見舞われたが…

  3. 8

    NHKドラマ10「魯山人のかまど」は早くも名作の予感! 藤竜也は御年84歳、枯れてなお色香漂う名演技

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    エプスタイン問題とイランは地続き…異例の「メラニア演説」で広がる波紋、トランプ大統領の性虐待疑惑が再燃