故内田裕也さんのROCK葬 愛された究極のトラブルメーカー

公開日: 更新日:

「安らかに……」という言葉がこれほど似合わない人もいないということか。

 先月17日に肺炎で死去した内田裕也さん(享年79)のお別れの会「内田裕也Rock’nRoll葬」が3日、青山葬儀所(東京都港区)で営まれた。映画・テレビ・音楽など芸能関係者と親族約950人が弔問に訪れた。

 トップで弔辞を読んだタレントの堺正章(72)が、「私たち後輩にとっては良き手本でもあり、悪しき手本でもありました。その悪しきの中に魅力がたくさん詰まっていたような、今思い返すとそんな気持ちになっています」と言えば、続く映画監督の崔洋一(69)は「裕也さん、安らかに眠るな。荒ぶる魂を永久に我らに」と締めてみせた。その後、弔辞に立ったミュージシャンの鮎川誠(70)は「ステージではいつでも飛び入り歓迎です。ありがとうロケンロール!」と決めた。

 喪主である実娘の内田也哉子さん(43)が謝辞を述べたが、そこでは「私の知りうる裕也は、いつ噴火をするかわからない火山であり」「半世紀近い婚姻関係の中、折々に入れ替わる父の恋人たちに……」「2人(裕也と妻の樹木希林)を取り巻く周囲に、これまで多大な迷惑をかけたことを謝罪しつつ……」などの言葉が並び、最後は「Fuckin’YuyaUchida,don’trestinpeacejustRock’nRoll!」と締めてみせた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝