ピエール瀧様には「ビューティフル・ボーイ」を観てほしい

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 映画パーソナリティー&映画心理カウンセラーのコトブキツカサが“今、旬な”人々に映画を処方して、より良い日々を送っていただこうという勝手なコラム。

 僕が初めてピエール瀧氏にインタビューしたのは、映画「凶悪」で第68回毎日映画コンクール男優助演賞を受賞したときでした。自分の演技についてはほとんど語らず、監督やスタッフ、そして共演者たちに感謝の言葉を紡いでいましたが、今回、自身の罪で周囲に多大な迷惑をかけてしまったことに驚きました。学生時代、石野卓球氏とのユニット電気グルーヴとして破天荒で毒々しいトークを繰り広げる深夜ラジオに憧れ、同じ静岡出身の瀧さんは尊敬する存在でした。最近では邦画界で確固たる地位を築いていたのに……。

 相方・石野氏のツイートも賛否(個人的には今回の卓球さんのツイートには瀧さんへの愛しか感じていませんが)ありますが、今、最も大事なのは“再び麻薬に手を出さない”ということ。

 その前提で今回、ピエール瀧氏に処方したい映画は、現在公開中の「ビューティフル・ボーイ」です。

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