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コトブキツカサ映画パーソナリティー

1973年、静岡県生まれ。映画パーソナリティー&映画心理カウンセラー。有働由美子、マツコ・デラックスと同じナチュラルエイトに所属。ハリウッドのエピソードから心理まで多角的に作品を網羅。水道橋博士も信頼を寄せる映画専門家。

体操界の“女帝”塚原千恵子は「ミザリー」の主人公とダブる

公開日: 更新日:

 映画パーソナリティー&映画心理カウンセラーのコトブキツカサが“今、旬な”人々に映画を処方して、より良い日々を送っていただこうという勝手なコラム。

 レスリングボクシング、ウエートリフティングといまだ続くスポーツ界のパワハラ問題。暴力団との関わりがNGだと気づいていなかった“男・山根”を含め、面白キャラの宝庫でもあります。

 中でも私が気になるのは日本体操協会の女帝・塚原千恵子強化本部長です。弱冠19歳の宮川紗江選手のパワハラ告発に対し「全部ウソ」「黙ってないわ」と言い放つ姿はまさにホラーでしょう。

 そんな強化本部長に処方したい映画は「ミザリー」(原作スティーブン・キング、監督ロブ・ライナー)です。交通事故で身動きが取れなくなってしまった小説家・ポールを助けた中年女性の物語。ポールの熱狂的ファンだった中年女・アニーが偶然彼を救い、最初は献身的に彼をサポートするのですが、いつしか己の欲があふれ出し、ついにはポールを支配。彼の作品を愛するが故、最新小説「ミザリー」の結末が納得できないと、原稿を燃やすことを強要するというパワハラに出ます。

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