著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

"残念"な性格を知っているからこそ松坂桃李は挑み続ける

公開日: 更新日:

「僕はどれにも当てはまらなかったんで、僕は植物係とか」(松坂桃李/「櫻井・有吉THE夜会」5月16日放送)

「『情熱大陸』撮れ高なさ過ぎて密着期間延長」「誰にもメールを返さない無精男」「お金は一切使わない超地味生活」という“残念”な私生活がまとめられると、司会の有吉弘行は「これだけ出て『誰でしょう?』って言ったら『(オードリーの)春日!』って言うよね」と笑った。

 その“残念”な私生活を送っているのは、実は俳優の松坂桃李(30)だ。地味な内面はともかく、その整った容姿から学生時代は女性にモテたんじゃないかと問われると、若い女性は「強い人」や「運動神経がいい人」に憧れると前置きした上で語った言葉を今週は取り上げる。

 自身がパーソナリティーを務めたラジオ番組でも、最近覚えた言葉として得意げに「TikTok(ティックトック)」を「チックタック」とずっと言い間違え続け、リスナーから総ツッコミにあう残念っぷりだ。

 松坂は学生時代にモデルデビューしたが、モデルの仕事は月2、3回しかない。そこで「経験のため」とまったく知らない世界にもかかわらず、飛び込んだのがテレビ朝日の戦隊モノ「侍戦隊シンケンジャー」(2009年2月15日~10年2月7日放送)のオーディションだった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン