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山田勝仁演劇ジャーナリスト

「世襲戦隊カゾクマンⅢ」アベが嫌いな戦後民主主義を体現

公開日: 更新日:

 小劇場から商業演劇、テレビドラマの脚本と引っ張りだこの田村孝裕の作・演出。2014年に初演し、17年に第2作。そして今回が最終章となるカゾクマン・シリーズ最新作。

 代々、世襲制で家業の「ヒーロー」を継いできた佐久間家。敵は地球征服を狙う怪人ミドラー(西山水木)。さまざまな困難はあったものの、後継ぎの孫もすくすくと成長。家長のレッド(山口良一)も後顧の憂いなく引退できると、持病の腰痛手術に臨んだが、油断を突いてミドラー一味に拉致される。

 彼らの目的はレッドを改造人間にして操ること。このままレッドは敵の手に落ちるのか。妻のピンク(熊谷真実)、長男のブルー(曽世海司)、その嫁のピンク(上田桃子)、長女・イエロー(梨澤慧以子)、その旦那のグリーン(小浦一優=芋洗坂係長)らカゾクマンのメンバーがミドラーに反撃するが……。

 ヒーローものの定番である「敵に囚われた主人公」の巻。

 前作で嫁ピンクを助けて死んだはずのイケメン怪人「男前男」(岡田達也)とマッチョマン「イーゲン」(塚原大助)も復活。どう見てもフツーのおばさんの地球防衛軍司令官(田中真弓と山口智恵のダブルキャスト)も平和の危機に大活躍。

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