娘と漫才コンビ 三吾さんが振り返る“しんどかった日々”

公開日: 更新日:

 半年過ぎた頃に、女房から「あの子、真剣なんだから、お父さんも真剣に考えてやって」と言われた。仕方なく娘を呼んで「おまえがテレビで見てるのと違って、やるほうは大変なんやで。とくに女性の世界は芸能界でも一番厳しいんや。おまえ、大丈夫か」と問いただしたら、娘は「やる!」と言い切った。

 そこまで言うならと、会社に「娘と漫才やりたい」と言いに行ったら、親子の漫才なんていないから「やりましょう!」と、すぐデビューすることになった。実は娘はひょうきんでもなく、普通の子なんです。本当にやれるんかなぁと思いながら、ずっと稽古。その頃が僕は一番しんどかったかもしれませんねぇ。

 三吾・十吾でやってきた看板もあったし、会社が応援してくれるから娘とのコンビでもウケなあかん。娘以上に僕の方がしんどかったのと違いますか。

■舞台度胸のよさにびっくり

 でも、いざデビューしてみると娘は舞台度胸がよくて、ビックリしましたね!最初から平然と舞台に立ち、自然にしゃべれる。現代っ子ですね。それから辞めることもなく、娘は初舞台を踏んで25年になります。僕は三吾・十吾でずっとツッコミをやってきましたけど、今は娘がツッコミの立場で主導権を握ってます。もう任せられますね。漫才としてはどの舞台に出ても安定してます。生活は安定してませんよ(笑い)。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  1. 6

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  2. 7

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 8

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも