著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

人に歴史あり やっぱり「人物バラエティー」は面白い

公開日: 更新日:

■「一番遠い親戚さん」で思わぬ有名人発見!

「遠くの親戚よりも近くの他人」という言葉がある一方で、「血は水よりも濃し」なんて言葉もある。帰省する人も多いこの時期に人と人とのつながりについて考えさせられる番組を見た。

 13日の「はじめまして!一番遠い親戚さん」(日本テレビ系)。MCは嵐の相葉雅紀

 彼のゆる~い感じは家族で見るようなバラエティーにぴったりで、何をやらせても完璧な桜井翔とは違い、いい意味で隙があり、周りがほっとけない感じがある。

 その結果、番組に一体感が出てほんわかとした雰囲気が生まれる。この番組も初めてなのに出演者がのびのびしていて、内容もよかった。

 あらかじめゲストの家族や親戚を取材し、家系を徹底調査。ゲストも知らない「遠い親戚さん」の中に思わぬ有名人がいた! ということで斎藤工、陣内智則、羽鳥慎一、宮川大輔、吉田沙保里、IKKOらの家系をひもとく。

 大輔の遠縁に津川雅彦や長門裕之がいたり、IKKOの遠縁に高良健吾がいたり。そこにたどりつく過程で西郷隆盛や黒田官兵衛といった歴史上の人物も出てきて、次はだれが出てくるかと他人事ながらワクワクする。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方