名良橋晃さん「CAN YOU CELEBRATE?」とフランスW杯の関係

公開日: 更新日:

 僕の思い出深い曲といえば、1998年のサッカーフランスW杯のスタジアムで聞いた曲なんですよ。

■アルゼンチン戦のウオーミングアップ中に…

 W杯の初戦はトゥールーズで行われたアルゼンチン戦でした。ウオーミングアップ中、スタジアムのスピーカーから安室奈美恵さんの「CAN YOU CELEBRATE?(キャン・ユー・セレブレイト?)」(97年2月リリース)が流れてきたんです。

 日本の試合ということでセレクトされていたんでしょうね。でも、まさか出場国の歌を流すとは思ってなかったので、よく知っているメロディーが流れたときはビックリして「えっ? ここで、この歌なの?」と思わず立ち止まってしまいました。

 サッカー選手にとってW杯に出場するというのは、やはり他の経験とは比べものになりません。W杯に出たくても出られない選手が世界中にいるというのに、しかも日本が初めてW杯本大会に出場するというとき、そのピッチの上に自分が立っていられるというのは感慨深いものでした。今でも〈あの場にいた〉という経験は、いろいろな場面で自分の財産になっていると思いますね。

 僕にとってW杯は、ずっと「見る」もので「自分がプレーする」ものではありませんでしたね。小学5年のときに82年スペインW杯を見て、それから僕はずっと〈どこか遠い場所で行われている一大イベント〉だと考えていました。その気持ちを変えたのが、あと一歩で94年アメリカW杯出場を逃してしまった「ドーハの悲劇」(93年10月)でした。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  4. 4

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が

  5. 5

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  1. 6

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  2. 7

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  3. 8

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    結局、「見たい人だけが見るメディア」ならいいのか? 「DOWNTOWN+」に「ガキ使」過去映像登場決定で考えるコンプライアンス

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑