殺人的な寒さ 新国立競技場お披露目で分かった“3つの欠陥”

公開日: 更新日:

 東京五輪まであと7カ月。メインスタジアムとなる「国立競技場」の「竣工式」が15日、競技場内で行われた。気温約11度の中、ロングコートを着たり、ひざ掛けを使ったりする出席者が目立った。寒さ対策は大丈夫なのか。

 午前11時からの式典に出席した安倍首相は、挨拶と記念撮影を済ませると、「お時間の都合により」退席。よほど寒かったのか、滞在時間20分で富ケ谷の自宅にそそくさと帰宅した。

 午後からのメディア向けの「内覧会」に本紙(日刊ゲンダイ)記者も参加。最高気温12・5度にもかかわらず、場内に吹き込む風のせいでダウンジャケットを着ていても底冷えするほど。洗面所の水が温かく感じられるくらい、手がかじかんでしまった。

 日を追って寒くなるが、今月21日には人気アイドルグループ「嵐」や男子100メートル五輪メダリストのウサイン・ボルトらが出演する「オープニングイベント」が開催される予定だ。事業主体であるJSCの高橋武男総括役は「冷たい北風が観客席に向かって吹かないような構造になっている」と強調したが、別のスタッフは「冬場は寒いから、暖かい格好をして来てもらわないと」とあっけらかんとした様子。南国育ちのボルトが怒って帰らないか心配だ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  1. 6

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  2. 7

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 8

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも