「なるほど!ザ・ワールド」名物リポーター迫文代さんは今

公開日: 更新日:

 愛川欽也(故人)と楠田枝里子の名司会コンビが懐かしい「なるほど!ザ・ワールド」(フジテレビ系)。言わずと知れた人気紀行クイズ番組で、1981年から96年までの足掛け16年も続いた。本日登場の迫文代さん(60)は、レギュラーリポーターのひとりだったが、今どうしているのか?

  ◇  ◇  ◇


「JR鎌倉駅を降りたら若宮大路を鶴岡八幡宮とは逆方向、海の方へ歩いて来てください。左手に野菜の即売所がありますから……」

 神奈川県鎌倉市のカレー専門店「コペペ」に電話すると、おなじみの声が聞こえてきた。迫さん、今は“ママさん”なのだ。歩くこと5分。店舗はオレンジ色の琉球瓦を葺いた南欧風の自宅2階にあった。

「オープンが2010年4月29日だから、ちょうど10周年になるんです」

 案内されたのは奥のテーブル席。床暖房完備で靴を脱いで上がるため、友人宅へ訪れたかのようだ。

テレビ朝日に入社する前から漠然と、いずれカレー屋さんをって思ってたんです。で、07年に『FNNスーパーニュース』(フジテレビ系)のグルメ取材で訪れた銀座のバーのカレーライスがあまりにもおいしくてね。09年に離婚したことをきっかけに、半年ほどそこで修業させていただき、開店にこぎ着けました」

 店内には海外取材の際に入手した各国の民芸品や木像、無造作にロケ時のアルバムが置かれている。

「ビーフカレー他、カレーは全部で5種類。小笠原産の無農薬栽培レモン100%ジュース(500円)も好評です」

 特製ルーは、豚骨・鶏ガラ・香味野菜などを6時間煮込んだスープに数種類のスパイスを合わせて作り、さらに少し煮て一晩寝かせているという。ガツンとした辛さではなく、後でピリリと効いてくる。人気の「焼きチーズカレー」(写真=鎌倉野菜のサラダ付き1000円)はバーナーで焦がしたチーズがのっており、混ぜ混ぜすると奥行きある風味を楽しめる。

「鎌倉は飲食店の激戦区。それで、営業前に駅のそばでチラシを配って、可能ならその場で予約を取っちゃう。長年のリポーター生活で培った度胸と愛嬌ね。フフフ」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  4. 4

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が

  5. 5

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  1. 6

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  2. 7

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  3. 8

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    結局、「見たい人だけが見るメディア」ならいいのか? 「DOWNTOWN+」に「ガキ使」過去映像登場決定で考えるコンプライアンス

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑