ラサール石井
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ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

志村けんさんは繊細でシャイ 演出の要望も2年間言い出せず

公開日: 更新日:

 少しでも休んでもらおうとコントの本数を減らし一幕を縮めても、2、3日すると志村さんがサービス精神でギャグを増やして、元の時間に延びてしまいます。疲れても必ず終演後は役者を連れて飲み会。どんなに遅くまで飲んでも次の日には誰よりも早く楽屋に入り、三味線の稽古をされていました。

■同じコントを何百回見ても稽古で笑ってしまう

 こういう公演は毎回出し物を新しくするものですが、「一つのコントを練り上げるのにどれだけ苦労したと思ってるんだ。初めて見るお客さまはまだまだいる」と頑として演目を変えませんでした。

 確かに毎年同じものでもお客さまは超満員、爆笑でした。何よりこの私が同じコントを何百回と見ていても、稽古で笑ってしまうのです。

 そんなパワフルな志村さんも、本当は非常に繊細でシャイで思ったこともなかなか言えない方でした。演出への要望を2年ぐらい経ってからやっと言われたこともあります。

 お母さまが大好きでいつも招待してお客さまに紹介し「産んでくれてありがとう」とお礼を言うのが恒例でした。

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