佐伯チズ氏逝く 生前は職場のディオールで肩たたきも経験

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 美容家の佐伯チズ氏が5日、筋萎縮性側索硬化症(ALS)のため死去したことを9日、所属事務所が発表した。76歳、満州生まれ。3月に自身がALSであることを発表。半年ほど前から右足に違和感を覚え、昨年末から思うように動けず、ALSだと診断されたという。

 佐伯氏は、ディオールのエステサロンで予約2年待ちの“ゴッドハンド”として話題になり、定年後、美容家に転身。高い化粧品を使わなくても美しくなれる美容法で、美のカリスマとしてメディアでも活躍。ファンは男女問わず、著書は9カ国語に翻訳、累計500万部を超える。佐伯氏の著書を30冊以上手掛けてきた編集者の上岡康子氏は「人を美しくしたい、ただその一言を言い続けた信念の人」としてこう続ける。

「70代には見えない美肌で自分の生まれ持ったものを磨くこと、内面の美しさを含めた美を体現したカリスマ。プチ整形など“虚構の美”がはやった時代に警鐘を鳴らした第一人者でもありました。いつも正直でまっすぐな一方、福山雅治さんの大ファンというチャーミングな部分もありましたね。地域おこしのプロジェクトや自身の化粧品の海外進出など、まだまだ進行中のものがあったと伺っていたので、悔やまれてなりません」

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