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井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

「ランボー」最新作にボディブローを食らったような衝撃

公開日: 更新日:

 困った国だ、アメリカは。コロナ感染が止まらない。全州で290万人。トランプは正味、デタラメなヤツだ。「マスクをしようがしまいが自由、それがアメリカだ!」とアホ顔で独立記念日に演説し、偉大なアメリカとそればっかり言って白人支持者をあおっていた。4月ころか、死者は7、8万人で収まるだろうと高をくくっていたが、もう13万人を超えた。ヤツは全土が感染し、全国民に免疫がつけば収まると思い込んでいる。黒人やヒスパニック系の最下層貧民たちはどれだけ死のうが彼は構わないのだ。もう一度、各州の街をロックダウンさせないと死人が増え続けるのは必至なのに、赤いネクタイを巻き付けてホラを吹いている。

 デタラメ大統領は早いとこ、権力の座から引きずり降ろした方がいい。世界中に分断差別主義が影響して、世界中がさらに病んでしまうだけだ。文明と野蛮が錯綜している。

 そんな折、世界で日本公開だけが遅れていたのか、「ランボー」シリーズ最後の「ラスト・ブラッド」が今、公開されている。でも、これが意外や意外、退屈せず面白いのだ。昔の地獄のベトナム戦争を生き抜き、戦争後遺症を患って帰還した退役軍人のランボーが、また懲りずに怒りの戦いを始めてしまう話には違いないのだが、年季の入ったスタローンの顔とそのたたずまいは人生の悲しみに包まれていたのだ。

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