令和に小室サウンドの違和感…乃木坂46プロデュースの是非

公開日: 更新日:

 小室哲哉(61)が乃木坂46の新曲「Route246」を手掛けたことが16日、明らかになった。秋元康氏(62)が作詞、小室氏が作曲・編曲。同曲は、22日深夜のラジオ「乃木坂46のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で楽曲を、24日の「MUSIC STATION 3時間半スペシャル」でパフォーマンスを披露する。

 同曲は乃木坂46を含むAKBグループ総合プロデューサーの秋元康氏のオファーで実現。「一度は引退した彼ですが……何とかもう一度、音楽に携わる機会を持ってほしいと思いました」と言うが、令和の時代に小室サウンドは受け入れられるのか。音楽評論家の富澤一誠氏がこう言う。

「今勢いのあるのは乃木坂46のほうで、秋元氏の“盟友・小室救済”プランとしか見えない。今、80年代音楽は若者にも受け入れられているが、浜崎あゆみさんが一世を風靡した1990~2000年代の音楽を多用したドラマ『M』も、当時を知っている年代は懐かしくても、若者層には響かなかった。そんな中、小室さんが旬かといわれると、そうでもなく、必然性が感じられない。乃木坂の新曲ならそれなりに売れるのは確実で、いつもより売れた部分が“小室効果”と評価されるでしょうけれど」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ