著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

古関裕而のライバル古賀政男は自殺未遂を乗り越え大成した

公開日: 更新日:

 虚実織り交ぜて進んでいく「エール」の再放送シリーズも第6週(7月28日~8月1日)に入り、主人公・古山裕一(窪田正孝)とヒロイン関内音(二階堂ふみ)がとうとう結ばれるが、そこに至るまで苦難の連続だった。

 世界大恐慌の影響で決まっていた欧州留学が取り消され、自暴自棄になる裕一のために、なんとかレコード会社の専属契約を取ろうと奔走する音。だが、本命のコロンブスレコードは、すでに木枯正人という新人と契約。裕一とは契約できないと音は追い返される。そこで口添えするのが大物作曲家・小山田耕三(志村けん)。なんとかコロンブスとの契約に漕ぎ着け、裕一と音は結婚する。

 さて今回は、新人作曲家の木枯正人にスポットをあてたい。演じるのは人気ロックバンドRADWIMPSのボーカル兼ギターの野田洋次郎(35)。世界各国で公開され、日本映画史上、最大のヒットとなった「君の名は。」の全楽曲を同バンドが担当。英語バージョンも含め、そのほとんどを野田が作詞作曲した。今もっとも注目される日本人アーティストといっても過言ではないだろう。

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