著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

追悼・須藤甚一郎さん 相手の逃げを許さない高度な屁理屈

公開日: 更新日:

 渡哲也さんの訃報と時を同じくして、元リポーターで東京・目黒区議会議員の須藤甚一郎さんが81歳で亡くなった。

 20年ほど前まではリポーターでも特に目立った存在で、議員活動をスタートさせてからは、6期にわたって、ほぼトップ当選を続けてきた。

 僕も目黒区民だった時に須藤さんの選挙応援演説で街頭に立ったことがある。その時はこんなふうに話をした。

「僕は正直なところ、目黒区議会で何が行われているか知りません。ただ、須藤さんが議会にいれば、問題点は絶対に見逃さず、噛みついてくれます」

 まさしくその通りの人物で、取材をなりわいとする者にとってはお手本のような人だった。

 須藤さんを有名にした一番の出来事は、妊娠を否定する女優に「(では)お小水ください」と言い放ち、翌日のスポーツ紙各紙の大見出しになったことだ。

 これには辛口の感想もあるが、本当のところは「僕たちは(妊娠検査のために)お小水をくださいとは言えないので、自分の口で話してください」であり、その女優は「じゃあ……」と妊娠を認め、いきさつを話すことになった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー