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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

槙原敬之も…タブー打破した最大の功労者はおすぎとピーコ

公開日: 更新日:

 先月3日に覚醒剤取締法違反の罪で懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を受けたシンガー・ソングライターの槙原敬之(51)。初公判では注目の発言があった。

「つらいこともパートナーの彼と分かち合えている。薬物を使わなくとも十分幸せを感じている」と、覚醒剤からの決別宣言ができる理由として、“彼”と呼ぶ恋人の存在を明らかにしたのだ。槙原は最初に逮捕された時も今回も男性が絡んでいた。今さら隠すよりも明らかにする方が賢明だという判断も見て取れる。

 槙原の取材で思い出すのが前回の逮捕後に謹慎生活を送っていた頃のこと。ゲイの知人から、「槙原が大阪の堂山界隈で遊んでいるそうよ」との情報を得て同僚記者と大阪に向かった。新宿と違い細い路地両側一帯がゲイタウンの堂山。ビルの中に小さな店が入っていた。大半の店は女性客NG。確かに街を歩いている人の中に女性はいない不思議なにおいのする街だった。

 店のピークは夜中の0時すぎから朝方まで。昼夜逆転の世界。飛び込みで入った店はカウンターの中に少年にしか見えないスタッフが立ち、客の相手をしている。隣の紳士は少年の手を握りながら口説くように話し込んでいる。男が男を求めているのが自然に見えた。

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