著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

故・梨元氏のスクープ キャッシーが相良直美と同性愛告白

公開日: 更新日:

 佐良を戻す方法としてインパクトの強いテレビで呼びかけた。そのためには同性愛だったことをカミングアウトすることもいとわなかった。キャッシーの決死の告白も佐良は事務所を通じ「事実無根。佐良からの手紙も偽モノ」と否定して幕引きとした。

 キャッシーの告白には賛否両論はあったが、信憑性は高かった。佐良は大きなダメージを受け、次第に仕事は減り事実上の引退。キャッシーも芸能界を去っていった。

 芸能界初となる同性愛の告白者が出てきたことは画期的だった。メディアも「カミングアウトする人が続くのでは」と第二のキャッシーの出現に淡い期待をしていた。とはいえ、自ら申し出てくる人はいない。告白させるきっかけを探すのも週刊誌の仕事のひとつ。

 私は40代前半の美人女優・Hの同性愛の取材をしたことがある。離婚歴のあるHは六本木の高級レズバー「K」の常連だった。男子禁制の店はスタッフ全員が男装の麗人風。有名なレズバーとしてセレブ風の客も多かった。Hが店のメンバーのひとりと同棲している事実を掴み、家の前で直撃した。単刀直入に彼女との関係を聞くと、「どうして女性と一緒に住んでいるとレズなんですか」と激怒。完全否定だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー