「SPEED」メンバーの現在地 たくましくも奔放な25年の奇跡

公開日: 更新日:

 平成の時代に「White Love」などのヒット曲を飛ばした「SPEED」はグループ結成から今年1月で25周年を迎えた。

 メインボーカル、島袋寛子(36)は「今はそれぞれの道を歩んでいますが、たくさんの皆様の愛、応援に心から感謝します」とコメントを発表。今年に入って、かつてのラジオ番組「ハイ!SPEEDで行こう!」(ニッポン放送)が一夜限りのスペシャルとして復活し、島袋がデビュー曲「Body&Soul」のレコーディング秘話などを語ると、上原多香子(37)はSNSでこうつづった。

「やっと。。ふわふわドキドキしながら聞いてます。当時のことは実は全く記憶にないです、、が、こうして話していただいて、キラキラ蘇っています」――。

 島袋はいまも歌手活動を続け、2月から全国のクラブをまわるツアーに出ると発表している。2017年に結婚した12歳年下の俳優・早乙女友貴との仲むつまじいエピソードをSNSで明かすなど公私ともに順調のようだが、上原はどうしているのか。

「演出家コウカズヤ氏と再婚後、18年には第1子となる男児にも恵まれて、ようやく落ち着いた生活を送っているようですよ。芸能活動からは遠ざかっていますが、SNSもまたはじめ、最近では庭園デザイナー・石原和幸氏のもとで修業中との報道もあり、ガーデニングの仕事に就こうとしているのかと話題になりました」(スポーツ紙芸能記者)

今井絵理子の息子はプロレスデビュー

 国会議員となった今井絵理子(37)はロックバンド「175R(イナゴライダー)」ボーカルの前夫(40)との長男、今井礼夢(らいむ=16)が中学卒業後、高校へ進学せずプロレスラーを目指し、昨年12月にデビュー戦を飾った。

「『プロレスラーになりたい』と告げられた日から母として葛藤の日々が続きました。(先天性難聴で耳が)聞こえなくてもプロレスはできるのだろうか。怪我をしたらどうしようか。高校に進学せず大丈夫だろうか。正直、不安や心配など複雑な気持ちがありました。でもやっぱり、息子の夢を、、、思いを、、、止めてはいけない。止めちゃいけない。何度も何度も自分に言い聞かせました」

 今井はSNSでこう母としての心境を振り返りつつ「どんな時でも味方でいよう」と応援していく気持ちをつづっている。

 離婚後は詐欺罪で有罪判決を受けて神戸市議を辞職した男性との不倫疑惑が取り沙汰されたが、その男性は今井の私設秘書になったとの情報もある。現在もパートナー関係にあるとすれば、再婚も遠くない。

 メンバー最年長でリーダーでもあった新垣仁絵は4月で40歳。ニューヨーク留学を経てヨガインストラクターに転身、一般男性との結婚を機に事務所を辞めて以降、近況は明らかにしていない。

■「籠の鳥ではなかった」

 結成25周年で、記念アルバムがリリースされるなどして、活動再開の期待もファンにはあるだろうが、「それぞれの道」を行くメンバーにはもはや思い出の中の話で、現実味を帯びていないのではないか。芸能リポーターの城下尊之氏はこう言っている。

「SPEEDの4人は、70~80年代アイドルたちのような籠の鳥ではなかった。所属事務所は仕事以外のことはメンバーそれぞれに任せるという感じでしたね」

 時は流れても、皆たくましくも奔放に人生を歩んでいる。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?