芸事は積み重ね「やっぱり落語家は歌舞伎見なくちゃダメ」

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 一朝夫人は、「かたいっつぁん」の呼び名で知られる歌舞伎役者、5世片岡市蔵の長女である。

「あたしが歌舞伎座で笛を吹いていた頃、かみさんは楽屋に出入りしてたので、顔は知ってました。その彼女が湯島でスナックを開いて、仲間に連れられて行ったら、『あれっ、かたいっつぁんの娘さん?』てなことで店に通うようになり、ついには所帯を持つに至ったわけです」

■片岡市蔵と片岡亀蔵は義弟

 従って、当代片岡市蔵と片岡亀蔵は義弟に当たる。今や2人とも父親同様、歌舞伎公演には欠かせない名脇役になっている。昨年9月、一朝は亀蔵と歌舞伎座ギャラリーでトークショーを開いた。

「亀蔵のかみさんが元アナウンサーで、そういう企画をプロデュースしてくれるんです。トークショーでは義兄弟同士で、芝居の話をさせてもらいました」

 一朝の元には毎月、義弟たちが出ている歌舞伎公演のチケットが「家族割り当て」として届く。従って、毎月どこかの劇場で見ているという。

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