「麒麟がくる」識者の評価 新たな光秀像と裏切りのラスト

公開日: 更新日:

 コロナ禍による撮影中断で放送が後ろ倒しになっていた大河ドラマ「麒麟がくる」の最終回(第44回)が7日、ついに放送された。

 物語のクライマックスである「本能寺の変」が描かれ、平均世帯視聴率は18.4%。昨年1月19日放送の第1回の19.1%に次ぐ高視聴率となり、有終の美を飾った(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 まさに大団円となった格好だが、その衝撃のラストにSNS上は騒然となっている。

 史実では「本能寺の変」で信長を討った明智光秀は、羽柴秀吉に返り討ちにあい“三日天下”となるのだが、そのことはナレーションでサラリと触れられたのみ。光秀の生死についても明らかにされなかった。

 その後はいきなり「本能寺の変から3年後」に時間が飛ぶ。そこで駒(門脇麦)が、街中にいる光秀らしき人物を見かけるのだが、群衆に紛れて声をかけられぬままその人物は去っていく。その後、光秀が馬に乗って山の中を走るラストカット。光秀は生き延びて徳川の幕政に関わったという“生存説”に含みを持たせた内容だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗