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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

「新宿の母」は過去のデータがすべてインプットされていた

公開日: 更新日:

 雑談から思いついた干支占い。占いを研究していた女性を中心に準備は着々と進んでいた。干支ごとの性格や運勢を分析。誕生時の干支と受精時の干支で2つの干支を持つ人はどちらが色濃く出ているのかまで検討した。占いに無知な私でも次第にのめり込むほど話は白熱した。

 健康運・金運・恋愛運などを詳細に解説するだけでなく、干支同士の相性まで取り入れた。読み応えのある十分な分量になる手応えも感じていた。

 本業の芸能取材をしながら会う人に「干支はなんですか」とつい聞いてしまう。血液型はよく聞き合うが干支を聞く人はあまりいない。女性の場合、干支から年齢がわかるということも微妙に影響しているかもしれないが、ありそうで少ない干支占いは新鮮だとその時は思っていた。

 著者は占い好きの女性を中心にした「干支占い研究会」といった名前にして、監修を占い師の方にお願いする案でほぼ完成形に近づいていた時だった。

「干支占いって学生はあまり興味ないみたい」という話が出てきた。


「同級生はほとんど同じ干支でしょう。同じ運勢になってしまうから話題にすることはないって」

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