著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

「新宿の母」は過去のデータがすべてインプットされていた

公開日: 更新日:

 雑談から思いついた干支占い。占いを研究していた女性を中心に準備は着々と進んでいた。干支ごとの性格や運勢を分析。誕生時の干支と受精時の干支で2つの干支を持つ人はどちらが色濃く出ているのかまで検討した。占いに無知な私でも次第にのめり込むほど話は白熱した。

 健康運・金運・恋愛運などを詳細に解説するだけでなく、干支同士の相性まで取り入れた。読み応えのある十分な分量になる手応えも感じていた。

 本業の芸能取材をしながら会う人に「干支はなんですか」とつい聞いてしまう。血液型はよく聞き合うが干支を聞く人はあまりいない。女性の場合、干支から年齢がわかるということも微妙に影響しているかもしれないが、ありそうで少ない干支占いは新鮮だとその時は思っていた。

 著者は占い好きの女性を中心にした「干支占い研究会」といった名前にして、監修を占い師の方にお願いする案でほぼ完成形に近づいていた時だった。

「干支占いって学生はあまり興味ないみたい」という話が出てきた。


「同級生はほとんど同じ干支でしょう。同じ運勢になってしまうから話題にすることはないって」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束