一生懸命が“一所懸命”に…少し楽になる感じがしましてネ

公開日: 更新日:

 マネージャーの、只今健さん入られました! 夢中でドアをノックしましたよ。先ずは担当プロデューサーが、そして健サンが「おうサブちゃんか、入れ入れ」変らぬ優しいトーンで、「大変、御無沙汰致しました!」「サブちゃん、諦めなかったなあ、良いよ良いよ、サブちゃん、潮が満ちて来たなあ」

 カー!! 目の前が霞んできて、例によってボーッとなり、テメーの楽屋に戻ったら、何んの事情も知らぬマネージャーまでが、涙を拭いている。コノ健サンに云われた、潮が満ちて来たなあと云う言葉、いまだに重く、心にあるのですよ。全く情け無い思いで、いい歳こいたアタシですが、一体いつになれば、潮が満ちるのか、正に暗澹たる思いですよ。まあ無論の事、人生は続いて行くのですからねー。

 ま今はコノ健サンの仰られた、潮が満ちて来たなあの言葉を己なりに噛み締めながら、ポツポツ歩いている状態ではあります。全くもって頼りない! 健サンに頂戴したペンダントに、冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、激せず、騒がず、競わず、従わず、もって大事をなすべし、と刻印が打ってあって、日々の戒めにしてんですが、よく忘れるんですよ。どうにもこうにも、アタクシという奴は! なんでこうも俗物なんだろうと、奥歯噛み締めますよ。シカシ人生は続いていくのですなあ。気張っていかなきゃ! ですから、コノ文も一所懸命に綴っているのですヨ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束