著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

竹 平蔵(中抜き)はあまりにもアコギじゃないですかね?

公開日: 更新日:

 我々芸人のなかで仕事のやりとりをすることがあります。自分に来た仕事でスケジュールが合わないと自分と同等の他の芸人を紹介、派遣するなんてことがよくあるんです。または呼ぶ側の予算があまりない場合は自分より安い後輩の芸人を紹介したり。そしてその際に私たちは絶対にピンハネはしません。ルールというか美学というかピンハネは入れ屋(プロダクションや興行師)がやることで、我々はプレーヤーであり仲間なので、その領域に踏み込んだり仲間の金をかすめ取るのは下の下の行為なんです。

 それでもバレないだろうとやってしまうと大体面白いようにバレます。主催者が誤って直接ギャラを渡してしまったり「こんなに払ってるんだから」の金額がもらう金額と合わなかったり。そしてその芸人は「中抜き芸人」として一瞬にして楽屋仲間の信用を失うのです。

 竹平蔵(中抜き)は派遣をなりわいとしてるのですから前年比1000%増(日刊ゲンダイから)の利益を出そうが構わないんですが、ピンハネ率97%(日刊ゲンダイから)と聞けば心中穏やかではありません。政商という表現がありますが商いにしてはあまりにアコギ。そもそもこの男は製造業の非正規雇用を推し進めて今の格差社会を生み出した悪の権化。政府にすり寄り恥知らずな我田引水を続け私腹を肥やす傍ら納税(住民税)の義務を怠る、いわば国賊です。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  3. 3

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 4

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ

  5. 5

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  1. 6

    河合優実「あんぱん」でも“主役食い”!《リアル北島マヤ》《令和の山口百恵》が朝ドラヒロインになる日

  2. 7

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから 

  3. 8

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  4. 9

    TBSのGP帯連ドラ「キャスター」永野芽郁と「イグナイト」三山凌輝に“同時スキャンダル”の余波

  5. 10

    永野芽郁&田中圭「終わりなき不倫騒動」で小栗旬社長の限界も露呈…自ら女性スキャンダルの過去

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  2. 2

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  3. 3

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  4. 4

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  2. 7

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  3. 8

    【今僕は倖せです】のジャケットに表れた沢田研二の「性格」と「気分」

  4. 9

    吉田拓郎の功績は「歌声」だけではない イノベーションの数々も別格なのだ

  5. 10

    裏金自民が「11議席増」の仰天予想!東京都議選告示まで1カ月、飛び交う“怪情報”の思惑