長嶋茂雄さんも呆れた元木大介のイタズラ気質 テレビに映るのが死ぬほど好きなあまり…
フリーアナ染谷恵二氏による「ラジオじゃしゃべれないジャイアンツ」(第12回=2005年)を再公開
日刊ゲンダイではこれまで多くの球界OB、関係者による回顧録、交遊録を連載してきた。
当事者として接してきたからこそ見える、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となりが記されており、当時の空気や関係性がありありと浮かび上がってくる。本企画では、そうした一編を過去の連載の中からピックアップ。あらためて掲載する。
今回は巨人で活躍した元木大介氏について綴られた、フリーアナウンサー染谷恵二氏による「ラジオじゃしゃべれないジャイアンツ」(第12回=2005年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。
◇ ◇ ◇
「隠し球」はかなりの「高等技術」と計画的な無言の連係プレーがないと完成しない。巨人軍でこの隠し球の球団記録を持っているのがクセ者・元木である。彼は、息を殺して走者の背後にそーっと迫る時のドキドキ感を「ダルマさんが転んだ」に似ていると表現した。「あの押し殺した興奮と緊張感は一度やったら病みつきになる」と笑う。当事者でさえ達成が難しいのだから、この決定的なシーンをテレビがとらえることはまずない。
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