DeNA東克樹が2戦連続ゼロ封で単独トップの9勝目も…阪神追撃への「期待と不安」
DeNAの左腕エース東克樹(29)が安定感抜群の投球でハーラー単独トップに立った。
15日の広島戦で8回3安打無失点。桑原のソロ本塁打でようやく1点の援護をもらった直後の八回裏に安打と連続死球で2死満塁のピンチを招いたものの、くせ者・菊池を二飛に仕留めて9勝目を手にした。7回無失点だった前回8日のヤクルト戦に続く2試合連続のゼロ封投球で防御率は1.66。9.5ゲーム差で追う阪神追撃に向け、エースの好調は頼もしい限りだが、評論家の橋本清氏はこう言う。
「阪神に9ゲーム差の2位巨人もそうですが、球宴後は阪神戦に照準を合わせた先発ローテーションの再編が必要だし、そうすると思う。東は今季ここまで阪神戦の登板はゼロ。後半戦では阪神戦を中心に厳しいマウンドが続くことになるでしょう。昨年の東は阪神戦5試合で防御率3.55(2勝1敗)と結果はそれほどよくありませんでしたが、安定感抜群のエースの力なくして追撃はあり得ません」
東の阪神との対戦成績は、2023年が3試合で防御率0.78(2勝0敗)、その前年の22年は防御率2.87(0勝1敗)。チーム内では期待と不安が交錯しているというが、そのあたりが理由だろう。