参院選和歌山「二階vs世耕」は血みどろの全面戦争に…“ステルス支援”が一転、本人登場で対立激化

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 自民党二階俊博元幹事長の三男・伸康候補と、世耕弘成前参院幹事長に近い前有田市長の望月良男候補(無所属)が争う、保守分裂の参院選和歌山選挙区。終盤戦に入り、両陣営の“ドン”が姿を現して、血みどろの激戦と化している。

 二階派に所属した鶴保庸介参院議員(和歌山選出)の「運のいいことに能登で地震があった」の舌禍で、二階陣営は失速。さらに追い打ちをかけるように、ついに世耕氏が9日、望月の個人演説会へ応援に駆けつけた。

「世耕さんは陰で望月さんを支援し続けていたのですが、周囲の要望もあり“ステルス戦略”を転換したようです。望月陣営によると、選挙戦終盤は毎日のように応援に入る予定です」(地元政界関係者)

 世耕氏は自身のXでも鶴保氏の舌禍を攻撃するなど、攻勢を強めている。

■劣勢の信康陣営はパンダと同情票が頼みの綱

 劣勢に立つ伸康陣営も10日、これまで表に出なかった父・二階氏が街頭演説会に姿を現した。


「世襲批判を恐れたのか、二階さんは徹底して姿を見せませんでした。表に出るのは終盤だけと聞いていたのですが、陣営にも焦りがあるのでしょう」(県政担当記者)

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