著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

学園祭2年連続中止が相次ぐ…コロナが生んだ伝統の断絶

公開日: 更新日:

 コロナ禍のもと迎える2度目の6月。各高校では5月から7月にかけて学園祭を予定しているところが多いようですが2年連続中止というところもかなりあるようです。

 私の母校は進学受験なんかよりもその日を楽しく過ごすのに必死のチャラチャラ刹那主義の学生ばかりでしたから、学園祭にかける熱量はハンパなかったです。クラスごとの前夜祭でのステージ発表や2日間にわたる教室でのお見合い企画やクイズ大会など趣向を凝らしたエンターテインメントを高校生ながらに連日夜遅くまで知恵を絞り取り組んだものです。ところが2年連続中止となると1年生で楽しんで来年は……と意気込んでた生徒はそのまま卒業。来年3年生の生徒は見たことないのでどうやっていいのか全くわからないなんてことが。コロナが生んだ伝統の断絶です。

 断絶といえば飲食店、特に小さい居酒屋やスナックは休業を余儀なくされ、今までは常連客が「俺が行かないとあの店潰れちゃうから」なんて気持ちで行っていた店が、休業中に補償金をもらってると思えば再開後に足が遠のくなんてこともあるでしょう。補償金には容赦なく今後税金がのしかかり、思ったほど実入りが多くなかったお店は常連客を失い、お客も行きつけの店を失うなんていうあって当たり前だった日常が断絶されることが起きるのではないでしょうか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景