福山雅治が9年ぶり「ガリレオ」シリーズに意気込む カリスマ復活なるか?

公開日: 更新日:

■ドラマも苦戦続き

 ドラマでも苦戦が続いている。「ガリレオ」以降、福山は16年の「ラヴソング」(フジテレビ系)と19年の「集団左遷!!」(TBS系)の2作品に主演しているが、どちらも視聴率は振るわなかった。

「特に『集団左遷!!』は福山には珍しく、熱血や根性を前面に押し出したサラリーマンドラマでした。しかし、福山の顔芸がふんだんに盛り込まれたコメディーテイストの演技の評価はイマイチで、『福山って、もしかして大根役者なの?』といった意見もありました。それまでの福山といえば、『ガリレオ』や『そして父になる』でもそうですが、クールで表情が変わらず、淡々とセリフを言うエリート役ばかりだったので、“そういう役しかできないのでは?”と感じたファンは少なくありません」(芸能ライター・弘世一紀氏)

 ここ数年、ファン離れの加速が止まらないといわれる福山だけに、これ以上の低評価は避けたい。

「ラブソングを切実に歌い上げ、ラジオではエロい話も気さくに披露する“ましゃ”。そして、クールに難事件を解決する“湯川”。福山の飛び抜けたカリスマ性は、このトライアングルで築き上げられたと言っても過言ではありません。全てにおいて求めるレベルが別次元のところにある福山だけに、『沈黙のパレード』には期待したいですね」(弘世一紀氏)

 原点回帰とも言える“ガリレオ湯川”の登場で、果たしてファン離れは止められるだろうか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗