“カメレオン俳優”松山ケンイチに期待するのは昭和天皇役 「時すでにおスシ!?」でも“クセ強”役を好演

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 新しく始まったドラマの役どころが楽しみで、急いでチャンネルを合わせたくなる俳優なんて、そういるものじゃない。松山ケンイチは毎回期待させ、裏切らない。

 徹底した役作りで知られるが、この1年でも、冤罪の真相を追う弁護士(クジャクのダンス、誰が見た?)、太宰治(おい、太宰)、発達障害の裁判官(テミスの不確かな法廷)、悪徳刑事に顔を整形する洋菓子店パティシエ(リブート)、最期を看取る療養病棟の医師(お別れホスピタル2)、老舗寿司店の元職人で鮨アカデミーの頑固な講師(時すでにおスシ!?)と、仕事もキャラクターもまったく違うクセ強の役をそれぞれ見事に演じた。NHK大河ドラマの平清盛、朝ドラ「虎に翼」の実在した最高裁長官も、松山だと「なるほど、そんな人物だったんだろうな」と思わせた。

■私生活でもいくつもの顔

 なぜ松山がやるとそれらしいのか。本人は「役になろうとか、なりきれるなんて思っていない」と話している。気持ちに余裕がないとステレオタイプの芝居になってしまうので、「こういう表現はありなのかなと、いろいろ試して遊んでいるんです」と笑う。

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