「いま、バックミラー見たな」「ええ、2回目です」路上で繰り広げられる攻防戦

公開日: 更新日:

「ただいまタクシー乗車。ナンバーは……」

 某民放の社屋の外に設置された喫煙スペース。そこから見渡せるタクシー乗り場から、ターゲットが後部座席に腰を降ろした一台が走り出す。それをさりげなく注視しながら、記者はスマホに囁く。チームの連絡はトランシーバーや無線がメインだったが、そういう目立つことはほとんどしない。

「了解!」

 メッセージにすぐさま応じたのは、局の出入り口付近で待機していた別の記者。ターゲットのタクシーがウインカーをつけて公道を走り出すと、2台の車両をはさんで、静かに尾行をスタートさせた。

 個人情報保護がかまびすしいなか、違法駐車で困っているなどと理由をでっちあげ、陸運局で車のナンバー照会すれば所有者の住所が簡単に割れるという時代ではもはやない。取材陣はそれこそ、あらゆる手を駆使して当たるが、そこは敵もさるもの。住民票を実家や事務所にして、現住所を分からないようにする芸能人は少なくない。

 そのためドラマの撮影現場に打ち上げ、イベントなど、仕事で姿を見せる現場に行って、帰途を追いかけることもあれば、この日のようにレギュラー出演する番組収録に合わせてテレビ局前に張り込むことだってある。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 2

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  3. 3

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  4. 4

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 5

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  1. 6

    巨人ドラ1岡本和真 本塁打1本「小遣い1万円」に祖父母悲鳴

  2. 7

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  3. 8

    辰己涼介は楽天残留が濃厚 ソフトバンク東浜巨らFA行使“残り物”たちの気になる行方

  4. 9

    新大関・安青錦に追い風? 八角理事長が看破した横綱・大の里「左肩回復遅れ」

  5. 10

    ブルージェイズ岡本和真に「村上宗隆の2倍」の値段がついたカラクリ